互助会を含む冠婚葬祭業においては、晩婚化・少子高齢化といった社会構造の変化から、婚礼挙式数の減少や葬儀の小規模化が問題視され、業者間での競争も激化しています。一方でインターネットの普及と相俟ってICT(情報コミュニケーション技術)により競争環境が激変する可能性は高く、ICTをいかに活用するかが、今後の互助会経営上の重大な課題であります。
以上のような背景の下、互助会業界、弊社関係者、調査会社により本研究会が発足しました。研究会では、互助会の直面する課題をテーマとして、他の業界での導入事例や将来のICTの方向性を収集・調査し、互助会のビジネスの特性やマーケットの現状を踏まえながら、互助会業界の参考となるICT活用の可能性や活用上の課題を探ることを目的としています。
6月19日(月)開催の第1回は、「新規会員の募集」をテーマとし、他業界の事例を研究しながらICT活用のためのポイントをまとめ、互助会の実態に合致したICT活用の方向性について議論を展開しました。本研究会は今回、7月、9月の全3回を計画しており、調査・研究の結果を報告書としてとりまとめる予定です。