第1章 少子高齢化や無縁社会など現代の課題が儀式文化にあたえる影響や将来の動向について―無縁社会における墓と追悼―
第2章 葬儀の標準化と個別化
に関する研究中間報告書の論文をとりまとめました。なお、こちらの研究テーマについては、2016年度も継続して調査を進めております。
各章の内容と執筆者は以下のとおりです。
第1章
無縁化する墓と墓じまいへの対応 山田慎也(国立歴史民俗博物館准教授)
イエ亡き時代の「永代供養墓」 鈴木岩弓(東北大学教授)
無縁墳墓と墓地の整理事業―<家>なき時代の墓地のあり方― 森謙二(茨城キリスト教大学教授)
「送骨」をめぐる葬儀の状況に関する問題整理 村上興匡(大正大学教授)
脱血縁墓の広がりとその実態 小谷みどり(第一生命経済研究所主席研究員)
史蹟としての墓の保存をめぐる議論について 土居浩(ものつくり大学准教授)
第2章
葬儀の標準化と個別化 山田慎也(国立歴史民俗博物館准教授)
名古屋地区における調査活動報告
―「葬儀の標準化と個別化」に関する研究の中間成果として― 田中大介(桜の聖母短期大学准教授(現教授))